覚える能力、忘れる能力？

早いもので、東日本大震災から５年が過ぎてしまいましたが・・・
復興とは程遠いのが、現実のようです！

僕の同級生にも、家と診療所・・・そして家族を失った友人がいます。
でも昨年、診療所を再開し・・・地域医療の為に頑張ってて・・・
頭が下がります！

遠く離れた九州に住んでると、終わった事のように感じますが・・・
記憶から消えるのはまだ早い・・・始まったばかり、これからですねー
日本人は忘れっぽいけど・・これは絶対に忘れてはならない教訓です。

「もしあなたが何でも覚える能力と、何でも忘れる能力の一方を手にできるとしたら・・・
　あなたは、どちらを選びますか？」
・・・という質問を３０年前、ユタ州立大学のコミュニケーションクラスで受けたことがあります。

12～13人のゼミでしたが、僕は迷わず、「忘れる能力！」と答えましたが・・・
残りは全員、「覚える能力！」と答え・・・そこから議論が始まりました。
みなさんは、どう思います？

この問題に、正しい答えはないのですが・・・
ドミニカなど中南米の陽気な留学生達は、まるで自分が正しい！と言わんばかりに・・・
一斉に、「MASA、お前は、バカか？！」と罵声を浴びせてきました。
「何でも覚えられれば、こんなに苦労して勉強しなくていいぞー！主席で卒業！！」と・・・
・・・かなり盛り上がりました。

講師のトムが「MASAの意見も聞いてみよう！」と・・・そこで・・・
「もし何でも覚え続けて、忘れられなかったら・・・人間は生きていけないよ！」
「嫌な事を、ズーッと覚えてるなんて・・・！たぶん俺には耐えられない！！」
「君たちは、その精神的苦痛に耐えらえると思う？！」と・・・
アメリカ人は、すぐに分かった顔をしましたが・・・

ドミニカ、中東の学生がピンとこない顔をしてたので・・・
「失恋の辛さが消えないで、ズーッと続くんだよー！どうする？」と一言！
ドミニカ人には、分かり易い例えだったようです。

年と共に、嫌な事ばかりか大切な事まで忘れるようになりますが・・・その方が幸せなのかも
だんだん角が取れて適当にならないと、人生窮屈過ぎやしませんか？

とは言え、ボケたくないのが人間の心情
ボケない為に・・・毎食、よ～く噛んで楽しく食事をして下さい。

人間の体のなかで、酸素とエネルギーを一番使うのは脳で・・・それを運ぶのは血液！
噛めば噛むほど、ポンプ作用で血液が脳に行き、頭もスッキリ！・・・ボケも減ります
その上、唾液分泌も良くなり体の免疫力がアップ
噛めば噛むほど、健康寿命が延びますよー

（偶然にも、このブログをアップした日の夜、熊本で大きな地震がありました。
　被災された方々には、心からお見舞い申し上げると共に、
　お亡くなりになった方のご冥福を心からお祈り申し上げます。）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　深江

　　　　　　　　　　 ＜博多駅から徒歩３分の深江歯科より＞
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