流れは、世界基準の歯科医療へ!
歯科国家試験の結果発表がありましたが・・・
史上最低の合格率63.6%で、しかも合格者数は史上初めて2000人を割りました。
僕が歯科医になった時代には、合格者数は今の2倍、合格率も95%を超えてました。
よほどの事がない限り合格するのが当たり前で・・・僕でも心配しませんでした。
当時は、国家試験後に問題用紙を持ち帰り、すぐに答え合わせをして・・・
帰りの貸し切りバスの中では、すでに合格を確信!・・・友人と祝杯をあげてました
歯科大の教授になった友人に言わせると「今なら、お前らは不合格だなー、きっと!」・・・
それほど難しくなってるそうです。
それでも、新卒歯科医の質は・・・下がっています
それは、国家試験に実習がなくなった事が、大きな原因では?と言われていますが・・・
それだけじゃなく・・・学生時代の実習で、患者様への治療ができなくなった事が大きい!
我々の学生時代は、1年間の臨床実習中に、5~10人の患者様を治療してました
技工物も自分で作ってましたから・・・技工士さんの苦労もよく分かります!
勉強はできないけど・・・実務は上手かった
時代背景の違いですが・・・もし今、歯科大の学生が治療してたら大変な問題になります。
当時は、歯科医院が少なかった事もあって、患者様も大学を選んでたんでしょう
本当に学生には、有難い時代でした。
アメリカは今でも多くの人が、学生の治療に協力しています。
日本のように国民保険がなく、一般歯科医院では高額なので・・・
学生だけど安く治療できる大学へ・・・偶然の副産物ですが、アメリカの学生は幸せ!!
日本でも、もっと臨床実習ができる仕組みを考えないと、質の向上は・・・
国家試験は、習熟度チェックの場で・・・振るい落とす手段じゃない!
実際、国際比較をすると日本では、医科も歯科も臨床実習の時間が圧倒的に少ない
国家試験対策の机上学ばかりでは、良い医者は育ちませんねー!
この事は、最近になってアメリカから指摘されていて・・・
これからは、世界基準の教育と国家試験が必要になりつつあります。
世界の流れは、大学をランク分けする方向へ動いてて・・・
医科、歯科大学も決して例外ではないということです
世界中から研究者や患者様が良い大学に集まる時代ですから・・・
・・・大学のランクはとても重要になりつつあります・・・時代の流れです
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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