こんな時、沈着冷静でいられますか?!
深江歯科は、インプラント、水平埋伏智歯、嚢胞摘出など小手術が多く・・・
毎日、血を見ない日はありませんが・・・(ホラーな書き出し)
新しい衛生士が就職してくると・・深江歯科での最初の関門が・・血!
新人がオペに付くと・・必ず青くなったり、気が遠くなったり・・・
極度の緊張状態の中で、初めて大量の出血を見て、気が遠くなり・・途中で倒れる事も!
考えてみれば、口の中の大量出血は・・気持ちが悪い!
でも1ヶ月もすると、ベテラン同様に平気な顔で仕事を・・・慣れるもんですねー!
僕自身も手術中の事をよーく考えると・・血液を、血だ~!なんて思う事はあまりありません。
血液は、あくまで血液!・・出血の量や出方、色は見てますが・・
そこに余計な感情は入っていません!!
でも、僕にも1度だけ「血だー!」と思った瞬間が・・強烈な映像で脳裏に残っています。
それは、35年前・・・まだ僕が研修生状態の頃・・・
就職先の先輩医師のアシスタントをしてる最中の話ですが・・・
先輩は僕に教えながら、歯茎の切開をしていました。
その時、プシューと先輩医師の額に噴水のように・・患者様の血液が・・
どうやら動脈を切ったようで・・・一瞬で先輩の顔は、血で真っ赤に染まってしまいました。
僕は今まで見たこともない大量出血を目の前に・・気が動転!
どうしていいやら・・うろうろするだけで・・・!
この後の先輩の行動で見て、正気に戻り・・・大きな教訓を学びました。
先輩医師は指でしっかり傷口を押さえスタッフに止血剤や縫合の準備を的確に指示
10分ほど押さえて血が止まったところで、縫合してました。
この時、慌てふためいてた僕にとっては、まさにこの時の血液は・・血液ではなく大量の血
それに比べ、先輩医師はとても冷静で、すぐに止血準備を指示してた訳ですから・・・
先輩にとっては、この時の血液は・・・あくまでも大量の血液!だったのでしょう。
後で、先輩に聞くと・・どういう状況だったか詳しく教えてくれましたが・・・
最後に、「さすがに、俺も焦ったよなー!深江!」と言ってました。
冷静に見えましたが、内心はハラハラしてたのでしょうか
術者の心得として・・「何かが起きてから、考えたのでは遅い!」という事でしょう。
オペをやる時には、最悪の事態とその解決策も準備しておく事
大きな教訓を学んだ瞬間でした
今僕は、頭の中に幾つものシュミレーションやハプニングを想定して、オペに入ります。
ですから何かあっても、解決策は予習済み!で・・途中で迷わないのでからオペが速い!
速く終われば、患者様は楽!という事です
教科書通りのオペなんて1つもありませんから・・・
金曜から3日間、国際インプラント学会に出席のためお休みさせて頂きます。
留守中は、山下先生が診療してますので、よろしくお願い致します。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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