削る機具、滅菌せず再使用7割!
「歯削る機具、滅菌せず再使用7割・・・院内感染懸念!」
という記事が、読売新聞に掲載され・・・歯科界に波紋が起きています。
歯科医へのアンケート調査で、判明したらしいのですが・・・
実態は、おそらくもっと悪い状態だと思います。
歯を削る機具とは、タービンと言いますが・・・
一人一人滅菌している医院は、あまり聞いた事がありません。
勿論、深江歯科は20年前から、必ず一人一人滅菌をしてます・・心配無用!
でも開業当初は、滅菌ではなく薬液消毒でした。
(滅菌と消毒は、全く違います)
20年前、安全安心を目指して・・・思い切って変えたのですが・・・
その頃は、一人一人完全滅菌してる医院はありませんでした。
なぜタービンの滅菌が、それほど普及しないのか
答えは簡単で・・・手間と費用が掛かるから・・・!
オートクレイブという器械で滅菌するんですが、問題はタービンの数で・・・
(オートクレイブは、ほぼどこの医院にも有ります。)
完全滅菌するには、30本以上のタービンが必要です。
20年前、深江歯科で導入した時の初期投資は、約600万円でしたが・・・
その後のランニングコストは・・・大幅にアップ!
タービンをオートクレイブで滅菌すると、よく壊れ・・・寿命が1/3に・・・
その修理代が、1本5万円前後掛ってました。
しかし、今ではタービンが値下がりして以前の半額で国産が買えます。
タービン用のオートクレイブも発売されてますから、寿命も延びました。
今なら、昔よりずっと買いやすい!
肝炎ウィルスなどのキャリアが多い日本では、滅菌は必須です・・・が・・・
あえて歯科医の弁護をすれば・・・
タービンの場合、直接粘膜に触れないので・・・薬液消毒でも効果はあります。
それより、タービンに着けて歯を削るダイヤモンドバーの使い回しの方が・・・
・・・ずっと深刻な問題でしょう!(深江歯科は一人一人滅菌してます。)
でも、この問題は、低い保険点数と密接に関係していますので・・・
勝手なお願いですが、歯科医ばかりをあまり責めないで欲しい・・・
みんな頑張って努力してます。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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