18世紀イギリスの歯科治療!
今年も、残り10日余りになりました
公私ともに忙しく、アッという間の1年で・・・年を取ると1年が速い!
やるべき事はやってないと、1年はアッという間・・そして一生もアッと・・
80歳に成れば多くの人は体にガタが・・健康に生きるだけで精一杯に
僕の患者様で82歳になる男性がいるんですが、28本全て歯が揃ってて・・・
治療してある歯は、10年前に僕が治療した1本だけ!
虫歯1本なく、歯ぐきは綺麗なピンク色で、歯周病もなし
4か月ごとの定期健診に来院されますが、歯石、歯垢は付いてません
歯も歯茎もピカピカですから・・当然、体もいたって健康!!
80代とは思えぬ、身軽な動きで若々しい!・・もちろん頭もスッキリ
若々しい人は、血管年齢が若いと言いますが・・・
その血管年齢が、歯周病や歯の残存数に左右される事が、分かってきました。
虫歯や歯周病で、歯を失えば失うほど動脈硬化が進むようで・・・
若さを保つには、まず口の健康が大切という事です。
イギリスでは、すでに18世紀には歯と体の専門書があったようで・・
その本には、砂糖やタバコの取り過ぎが、歯や歯茎に悪い事や・・
梅毒などの性病治療に水銀が使われ・・その結果、歯が脱落してしまう事
(毒を持って毒を制す!ってやつですねー、恐ろしい)
そして永久歯萌出時の激痛や発熱からの合併症で死亡する子供が多かったので・・
歯肉を切開して、永久歯萌出を助ける方法などが書かれてました
また親知らずは、「耐えがたい痛みがあるが、抜歯すれば徐々に止まる!」と・・・
しかし、時として抜歯後、死亡したり、大出血を起こす事があると記載が!
18世紀にこんなに進んでたのかと、驚かされますが・・・
中でも笑える記載は「虫歯を作る虫は、なかなか見つからない」・・
当時、目に見える虫がいるはずだと本気で信じてたようで・・・
歯の神経を取りだして、それを虫だと思ってたようです
確かに、幼虫のようだし、取り除くと痛みが止まります
これは学術的には、とんでもない誤りですが・・・
臨床的には、痛みを止める時にやってる抜髄と同じやり方で・・・
考えようによっては、18世紀から進歩してませんねー!
1年間お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
来年が、皆様にとって良い年になりますよう祈っております。
12月28日午後~1月4日までお休みを頂きます。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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