歯周病を改善するロイテリ菌!
かなり昔から、歯周病は口が臭くなる病気として認知されてたようで・・
西欧では紀元前5世紀にヒポクラテスが提唱し、口の悪臭を防ぐ方法として・・・
口に含んだ歯磨き剤を羊の毛で擦り、水ですすいでたそうです。
一方、アジアではお釈迦様が、弟子たちの口が臭いことに頭を悩ませ・・・
対策として、今の歯磨きのかわりに、木の枝を噛むことを提唱し・・・
律蔵という釈迦の説法をまとめた仏典に、歯木を噛む5つの利益として記しています。
仏典に記すぐらいだから・・相当臭かったんでしょうねー!
実際に40年前インドへ行った時、早朝散歩をすると・・・
ニームという木の枝をくわえて、歯磨きらしき事をしてる人をよく見掛けました。
今でも、庶民はニームの木を使ってるようで・・・
古代インド医学アーユルベーダの書に、ニームを使うように記されているそうです。
日本では、6世紀にインドから歯木が伝わり、上流階級で歯や舌を清掃するように・・
でも一般的に広まったのは、江戸時代に房楊枝が使われるようになってからで・・
枝の端を煮て金づちで叩いて、繊維を出した歯ブラシで、ニームの枝に似たようなものです
この頃は、虫歯を防ぐための歯磨きではなく、もっぱら口臭除去が目的でした。
平安時代の病草紙という絵巻物には、絶世の美女に言い寄る男性が・・・
美女の口の臭さに鼻をつまんで退散する様子が描かれています。
原因が分からない昔の人にとって、口臭は悩みの種だったんでしょうね
しかも自分では分からない・・これって恐怖です
口臭が嫌われるのは今も同じで、どんなに美男美女でも恋心は冷めてしまいます。
軽い歯周病であれば、歯石をとったり歯磨きをしたりすれば口臭も消えますが・・
重症になると、そう簡単ではありません
歯がぐらついてる重症者や、歯磨きが下手な重症者は手術をしても改善が望めず
これまでは、治療方法で頭を悩ませていましたが・・・
近年良いものを見つけました!・・ロイテリ菌です
数年前から重症者に勧めてきて・・続けてる患者様の改善効果が凄い
歯磨きが下手で、いくら指導しても歯肉が腫れ上がってた重症者が・・・
見違えるように改善していていくんです。
僕の勧めに応じて、ロイテリ菌を使い続けてる患者様が数名いますが・・・
相変わらず歯磨きは下手なのに、歯肉の状態は以前とは見違えるように健康
もし重症の歯周病で悩んでる方がいたら、ロイテリ菌(乳酸菌の一種)がお勧めです。
もちろん口臭も無くなりますよ!