外国人の抜歯は大変!
福岡も国際的になってきたのか?!・・最近、色んな国籍の人が来院します。
ただ困るのは言葉・・英語を喋れる外国人は、まだ何とかなりますが・・
中には、日本語も英語も喋れない人が・・本来、お手上げですが・・・
最近は、スマホの通訳アプリが・・便利な世の中になりました
日本人と外国人では、口腔内の様子もかなり異なってて・・・
歯並びが悪いのは、何といっても日本人・・ダントツです
一般的に欧米人の歯は、歯冠部が小さく歯根部は大きくがっちりしています。
骨格が大きいわりにはスマートな歯なので、比較的並びやすく・・・
その上、子供の時に矯正するので、大人で歯並びが悪い人は少ないようです。
それに比べ日本人は、大人になって矯正を始める人が多ために・・
歯は綺麗に並んでも、歯根吸収や歯槽骨吸収を起こしてる人が多くいます。
建物の見栄えは良くなったけど、杭や土台が脆弱になったようなもので・・・
一般歯科医としては、矯正は成長期が終わるまでに完了して欲しい
中国や東南アジアの人達も、日本人よりは歯並びが良く、歯自体もしっかりしてるようで・・
決して歯磨きが良いわけでもないのに・・・
虫歯も歯周病も少なく、なぜか咬耗が激しい・・食べ物のせいかも
一般的にどの国の人の歯も、歯根は日本人よりがっしりしています!
特に欧米人は狩猟民族で、伝統的に硬い肉や硬いパンを食べてきたせいか・・
今でも、がっしりと根を張った歯の人が多く・・抜歯が大変です
できれば欧米人の抜歯はしたくない!・・これは差別ではなく歯科医の本音です
欧米人の下顎の親知らず抜歯などは、大変です
多くの日本人の親知らずは歯根が退化して、小さくなってますが・・
外国人、特に欧米系の親知らずは、がっしりした歯根で・・根が張ってる人が多い!
抜歯は日本人の何倍も大変です
言葉の壁で、抜歯リスクへの理解が不十分になりやすいのも大変な理由の1つ。
十分なリスク説明をしていても、日本人でも不満を言ってくる人がいるので・・
下顎智歯の抜歯は歯科医にとっても、リスクの高い治療です
できればやりたくないのが、本音でしょう
その上、抜歯の費用が安い事もあって、今では殆どの歯科医が自分でやらず大学へ・・
もちろん難しいという理由もありますが・・本音はリスク回避では?!
みんなが責任回避する時代・・生きにくい時代になりましたね