授乳中、妊娠時の抗生剤投与・・・リスクは?!
妊娠中や授乳中に、やむをえず抜歯をしなければいけない事があります
通常、抜歯の際には、抗生剤を投与するんですが・・・
妊婦さんや授乳中のお母さんへの、抗生剤投与は・・・実際には悩みます。
現在、胎児や乳児には、まず影響がないだろうと言われてる抗生剤はいくつかあるんですが・・・
患者様の立場に立つと・・・「できれば飲みたくない!」という気持ちもよく分かります。
しかし、抜歯をするような歯は・・・殆どが、感染歯で・・・
抗生剤なしでは・・・抜くと熱が出たり、痛みを伴ったりする事が多いのも事実で・・・
医者としては、悩むところです。
授乳中の抗生剤の乳汁移行は、薬剤によってさまざまで・・・
殆どゼロの薬剤から、気を付けた方がよい薬剤まで・・・
しかし胎児への影響となると・・・あまりはっきりしたデーターは見当たりません。
ただ妊娠中、どうしても飲む必要性があるときは・・・
現在のところ、ペニシリン系、セファロスポリン系、エリスロマイシン系などが安全とされています。
しかし、これらの抗生剤も、胎盤を通過することは確認されていて・・・
影響がゼロとは断言できません
ただし、抜歯の場合には、飲む量が3日前後と短期間ですから上記の抗生剤なら・・・
ほぼ影響はないと言っていいのではないでしょうか?!
1960~70年代に、大量に使われたテトラサイクリンという抗生剤は・・・
歯を変色させる副作用がありますが・・・これが分かったのも、かなり後になってからで・・・
「副作用のない薬物は無い」わけですから・・・
・・・必ず、産婦人科の先生に相談して飲むようにしましょう!!
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
一般歯科、口腔外科、
インプラント、歯周病、顎関節症、難抜歯(親知らず)、審美、義歯など相談してください。
インプラントや義歯のトラブルもお気軽にどうぞ!