一刻も早くアマルガムは除去しましょう!
ここ2~3週間、金属に関する問い合わせが・・・
「私の口に、アマルガムがあるか診て下さい」と来院したかと思うと・・・
「昔、先生の医院で治療したんですが、アマルガムは使ってますか」なんて電話が・・・
おそらくテレビか雑誌で、アマルガム治療を取り上げたんだと思います
もちろん、深江歯科では開業時から、アマルガムを使った事はありません
アマルガムというのは、銀,スズ、銅、亜鉛の粉に水銀を混ぜ合わせると粘土みたいになり・・・
操作性がいいのと安価なため、世界中で爆発的に普及した歯科用充填物です。
最初に使われ始めたのは、1800年初頭のフランスで・・・
その後、つい最近まで200年にわたって世界中で大量に使われてきました
その毒性については、1850年頃から問題になっていましたが・・・
安くて使いやすい為、欧米でも日本でも推奨する団体の言いなりに使い続けました。
いつの時代も、利権がらみの不正が・・・
しかし、さすがにイギリスとスウェーデンでは1990年頃には使用禁止になりましたが・・・
日本では、皆保険制度が足かせとなり、安いアマルガムは使い続けられ・・・
(貧しい国の安い材料だったはずが・・豊かになっても・・・)
やっと、今年4月から保険点数から除外されました
僕自身、学生時代(40年前)にアマルガムの実習をし、きちんとした材料として教わりました。
でもその事に疑問を持ち始めたのは、卒後5年経ってアメリカに留学した時で・・・
1985年、ちょうどアメリカでは、アマルガムの危険性が問題になり始めていました。
まだ日本では、ほんの一部の歯科医師だけが気付き始めてた頃でした。
日本には、水銀が原因の水俣病があったのに・・・もっと早く気付くべきでした。
あれから30年、やっと日本でもマスコミが報道するように・・・
アマルガムが医療保険から外された時期と、マスコミが報道するようになった時期が重なる・・・
これは、偶然なんでしょうか??
僕は開業して以来、アマルガムの危険性を患者様に伝え・・・
多くのアマルガムを除去してきましたが・・・
残念ながら、素直に聞き入れてくれない人も多くいました
歯科医に対しての不信感の表れだと思います。
僕に対しての不信感とは思いたくないのですが・・・
いずれにしろ、体に悪いと分かっていながら、使い続けた世界中の歯科医の罪は重い
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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