奥歯には危険な金属、前歯に金を入れてた昔!
先々週は、アマルガムの危険性について書きましたが・・・
その他にも、歯科医として使わない方が良いのでは?!と思える材料は、いくつかあります。
まず一番に頭に浮かぶのは・・・金属!
歯科では多くの金属を使いますが、その多くが口腔内で腐食します。
入れて2~3年経つと・・・内側は真っ黒に錆びています
毎日、そんな光景を見るたびに・・・本当にこれで良いのかと?!
正直なところ、殆どの歯科医は、健康保険の材料だから使ってるだけで・・・
本当に良い材料だなんて思って使ってる歯科医は・・・あまりいません
その証拠に、自分の家族に保険の金属を使う歯科医には、会ったことがありません
金や白金、プラチナなどの貴金属や、セラミック、ジルコニアなどが使われてるようです
つまり自分の家族には、使わないような金属を、患者様に使ってるわけで・・・
治療をしながら矛盾を感じ、心を痛めてる先生は多いはずです。
保険の歯科用金属は、主成分が銀(50%)なので・・・
口の中の環境(湿度100%、酸性)に耐えられるような金属ではありません
最近では、アトピーその他のアレルギー増加にも関係してるのでは?という先生まで・・・!
これらの金属イオンの影響で、遺伝子が傷つき・・子や孫に影響が出てるのでは?と・・・!
勿論、もっと金やプラチナ、白金などが多く含む金属もありますが、高価で保険外です
今でも、歯科用で最高の金属は・・・金
金は精度が良く腐食もせず硬さの自由度も高い
最高の金属ですが・・なぜか色が嫌われる
昔は、よく金歯の人を見かけましたが・・・今では絶滅寸前!
代わって多くなってるのが、ジルコニアです!
精度よし、腐食せず、色も歯と同じ・・欠点は、作るのが難しく丈夫だけど硬すぎること!
こちらも金やプラチナ同様・・・保険が効きません
金といえば、忘れられない想い出話が・・・
35年前、まだ僕が青年歯科医師の頃・・・多くの人が奥歯に金を入れてる時代の話です。
60歳前後の男性が、「先生、前歯6本を綺麗にしてくれ!」と・・・
僕が「じゃー、他の歯の色に合わせましょうね」と言うと・・・
「先生、ダメだよ!金を入れてくれ!」と・・・もうビックリ!!
セラミックの方がいいですよと説得しましたが・・なかなか譲ってくれず・・・
彼が、「じゃー先生、右から金、瀬戸、金、瀬戸、金、瀬戸にしてくれ!」と・・・
(瀬戸とは、瀬戸物でセラミックの事らしく・・・)
結局、どうしても金が入れたいと言うので・・・
「瀬戸、金、瀬戸、瀬戸、金、瀬戸」で納得してもらいました
1度っきりの、貴重な?!珍しい経験です!
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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