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(山下ブログ)難しい上の親知らず抜歯もあります
山下先生ブログ

(山下ブログ)難しい上の親知らず抜歯もあります

初診で当院を訪れる方で最も多いのが「親知らず抜歯希望」というものです。

その人ごとに状態は違うので難易度も人それぞれなのですが、一般的に下の親知らずのほうが
抜くのが難しく、上の親知らずの方が容易なことが多いです

それは下の親知らずは横を向いていたり、顎の中の神経と根が近かったりすることが多いからです。
歯茎を切ったり、骨や歯自体を削ったりする必要があるのも圧倒的に下の親知らずが多いです。

しかし、上の親知らずでも難しい抜歯になることがあります。
先日そんな例があったのでご紹介したいと思います。

PBN13534_160725184132(調整後).jpg

この例では、かなり虫歯が進行した状態でした。
親知らずはかなり奥にはえるので、とても磨きにくくそれによって虫歯ができることが多いです。

しかもちょうど抜くときに器具をひっかける場所が虫歯・・・かつレントゲンでも根の形がわかりにくいです。
上の親知らずは根が1本のことが多いので、レントゲンでも形が分かりやすいのですが、
この例の場合かなりわかりにくく、根が複雑な形をしているか、もしくは骨と癒着しているか・・・
どちらにせよ最初から難しいことはわかったので患者さんにもそう伝えてスタートしました。

始めてみるとやはり器具をひっかける場所がボロボロと崩れ、歯自体もなかなか動かず・・・
少しずつ動かして時間をかけて抜くことができました。
そして歯を見てみると・・・

P7251108.JPGのサムネイル画像

P7251109.JPG
↑下から見たところ

根が横に広がっていました!
あまりの形に見た瞬間声を出してしまいました(笑)

また、上の親知らずでも横向きの事もあります。

PBN13442_160602101821(調整後).jpg

この場合、下と同じように歯茎を切ったり骨や歯を削って抜く必要があります。

上の親知らずでまっすぐに近い形ではえていれば麻酔後すぐに抜けることが多いですが、
このように生え方や形次第で時間がかかったり、腫れることもあります。

親知らずが気になる方は一度ご相談ください!

博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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