口腔癌の原因ウィルスとは・・?!
前回に続き口腔癌を・・もう少し詳しく・・・
実は、先進国では減り続けてるんですが・・・
なぜか、日本でだけ増加していて・・この30年で3倍に増えています。
特に若者の間で増加していて・・どうして日本だけそうなのか、原因が分かりません
もともと口腔癌が多い国を探すと・・インド、東南アジア
インドでは、なんと癌全体の30%が口腔癌なんです。
日本が1~2%ですから、インドの発生率がいかに高いか分かります。
この原因は、インド人が大好きな嗜好品!・・キンマと呼ばれる噛みタバコで・・・
インドやミャンマーなどで、歯が真っ赤に染まってる人を見たことがありませんか
僕も若い頃インドへ行って、真っ赤なツバを吐く男性を見かけて、ビックリ!
その時、病人だとと思い、タオルで口を押えた覚えがあります
それがキンマです!・・キンマの葉にビンロウの実と石灰を包んで噛むんだそうです。
日本人には、血を吐いてるようにしか見えません
さすがに日本では、キンマを嗜好する人は見たことがありませんが・・・
口腔内を刺激するという意味では、タバコや葉巻も同様の害があり・・・
口腔癌の大きな原因の1つになっています
その他の原因としてはアルコールが・・・日本は他国と比べ飲酒量は少ないのですが・・・
問題なのは国民の体質で、あまりアルコール分解酵素を持ってる人がいないという事実で・・・
分解酵素を持ってない人は、飲むとすぐ赤くなるんですが・・・
こういう人は、口腔癌のリスクが高いと言われています
赤くなる人は、一種の拒絶反応ですから、無理に飲まない事です!
赤くならない人でも、テキーラやウォッカ、ウイスキーなど強い酒をストレートで飲むのは危険です。
次の原因としては、機械的刺激・・高齢者なら、合わない部分入れ歯が原因の事が多いのですが・・
若い人では矯正装置による慢性的な刺激が考えられます。
特に最近では、歯の裏側に矯正装置を着ける方法があり、舌への慢性刺激があるようです。
そして現在、最も懸念されてる口腔癌の原因は、ヒトパピローマウィルスです。
子宮頸ガンの原因として、近年注目を集めてるウィルスですが・・・
珍しいウィルスではなく、80%前後の女性が生涯で1度は感染するといわれていて・・
殆どの女性は免疫力で排除するのですが、ごく一部に感染が持続する人がいます。
そういう人が子宮頸がんを発症します。
実は、このウィルスが口腔癌にも関係してるのでは?と疑われています。
医師の中には、子宮頚ガン、口腔癌増加は、性の乱れが原因だと言い切る人がいますが・・
決してそんなに単純な話しではなく、原因が誰でも持ってるようなウィルスであるという事!
しかも殆どの人が発症しないのに・・ごく一部、発症する人がいる!・・どうしてか
原因解明が望まれるこれからの課題ですね
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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