(山下ブログ)MTA
日曜日はモリタで行われたMTAセメントのセミナーに参加してきました。
MTAとはMineral Trioxide Aggregateの略で、ミネラル三酸化物というものです。
日本では覆髄剤(歯の神経が露出した際に覆う材料)として認可されていますが、
その用途は穿孔封鎖(歯の根に穴が開いている時に封鎖すること)や、根の先が大きく開いている時の充填など
様々です。(認可以外の使用は患者様に説明し、同意してもらう必要があります。)
MTAはそのような用途で使用するにあたって非常に有利な性質をもっていて、今まで救えなかった歯を
救える可能性を秘めた材料です。
ただし、このMTA、材料自体が高価な上、保険が適応されません。
ちなみに「金(gold)より高い」といわれるこのMTA、元は工業用セメントだったりします。
(もちろんそこから歯科用に生成されています。)
開発自体はかなり昔にされているのですが、最近の歯科のトレンドの一つです。
どんどん新しい材料が開発されていますが、その使い方、注意点を知らなければ
うまく使いこなすことはできません。
今後もできるだけ様々なセミナーに参加して知識をアップデートしていきたいと思います。
MTAが気になる方は診療の際お気軽にお尋ねください。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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