親知らずの超難抜歯で、起こる偶発症!
先週金曜日に、大変な難抜歯だった患者様が・・・今日、消毒に!
深江歯科では、近隣の歯科医院から、親知らず抜歯の依頼があるんですが・・・
この患者様は、前原の先生に紹介された人で、歯科機材の業者さんです。
とにかく、レントゲンを視て・・・ため息が出るような難しい位置に歯があって・・・!
毎年、多くの水平埋伏智歯を手がける僕でも・・・
・・・5年に1回しか出会わない、超難抜歯でした。
どう難しいのでしょうか???ここで豆知識を!
下の親知らずは、普通、横になって生えてます。
通常、歯肉の下に埋もれいて・・・でも骨からは一部分、顔を出してるものです。
こういう親知らずは、簡単です・・・15分もあれば抜けます!
ところが、この患者様の親知らずは、骨のかなり深い位置で真横に・・・!
しかも、下歯槽管・・・神経、動静脈が集まった管ですが・・・その管に・・
なんと、真横にピッタリ張り付くように・・・寄り添ってて・・・
こなると、歯を切断して取り出す事が、出来ません。
乱暴な扱いは、禁物・・・慎重に、時間を掛けて!
下歯槽神経に、少しでも触ると・・・唇の麻痺が起こる可能性が・・・
おまけに、この患者様は血圧が、かなり高い
当然、出血する事が、予想されました。
血圧が高いと、出血が多くて抜き難いんですが・・・それだけじゃなく・・・
抜歯後、内出血が多くなり・・・腫れたり、血腫を作ったり・・・
腫れると、神経を圧迫し、一時的に麻痺が起こる事があるんです。
この患者様も、心配しましたが・・・今日、消毒に来て・・・
少し、腫れてはいましたが・・・痛みもなく、元気でした
よかった!安心しました!!
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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