親知らずの抜歯に100%の安全はない!
出来れば抜きたくないのが・・・親知らず!
とは言っても・・・殆どの人が、いつか抜く事に・・・!!
「親知らずは、抜かなきゃダメですか」とよく聞かれるのですが・・・
僕は殆どの場合・・「無理に抜かなくてもいいと思いますよ!」と答え・・
「ただ、死ぬまで残せるのは、非常に稀です!」と加えます。
歯科医は、診断をした親知らずの情報を、分かり易く伝え・・・
抜歯するメリット、ディメリット、リスクの説明をしますが・・それを聞いた上で・・
抜く最終決断は、患者様自身がする事になります
では、そのリスクとは?
色々ありますが・・・何と言っても、歯根が神経、血管に近い場合
近ければ、神経や血管を傷つける可能性も高くなります。
下の親知らずが斜めになってる場合、その殆どはこれに該当します
このリスクを負いたくないというのが、一般の歯科医の正直な気持ちだと思います。
下顎の親知らずを安全に抜くには、高い技術が必要なのは、当然ですが・・・
歯科医にとっては拘束時間が長く、診療時間が予測できない上・・・
大変な緊張を伴います!
その割には、残念ながら保険点数が低いんです。
だから自分で取り組むより、大学へ紹介して紹介料を保険請求した方が、楽だし得
でもそういう歯科医を、責める事はできません
正当な評価がなければ、誰でもやる気にならないのは当たり前です
僕は負けず嫌いな性格だった為、たまたま短時間での抜歯技術を習得し・・・
殆どの水平埋伏智歯を10~15分で抜きますから、経営的に成り立ってるだけで・・・
2時間も掛かるんだったら、僕でも大学に送ります
開業当初のエピソードですが・・・
紹介で来た患者様に、親知らずを抜いて欲しいと頼まれ抜歯したんですが・・・
パンパンに腫れ、文句をいわれ・・心で「腫れるのは当たり前なんだけどなー!」と思いつつ・・
・・・腫れない方法を色々考え、行き着いたのが短時間での抜歯
抜歯時間が短ければ短いほど、抜歯侵襲が少ないほど・・・患者様は圧倒的に楽です。
今、僕は毎日、条件付き?!で親知らずを抜歯しています。
その条件とは、現実に有るリスクをよく理解した上で、自分自身でリスクを受け入れられる事!
中には「先生が抜くんだから、100%先生が責任取って!」と言う人がいますが・・・
そういう人は、100%お断りします
僕の失敗は僕が責任を取りますが、歯の生え方によるリスクは患者様自身のものです
わざわざ他府県から、僕を頼って来て頂くわけですから、100%を保証したい・・・
でもそれをすると、僕は嘘つきになります・・これから、もっともっと腕を磨きます
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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