(山下ブログ)歯の移植って知ってますか?
ニュースで臓器移植が話題になることがあります。
先日まで放送されていたコードブルーというドラマでも一つの話題として移植がありました。
実は歯科でも移植ができます。しかも保険適応で!
ただし臓器移植のように他の人の歯を移植するわけではなくて、ダメになった歯を抜いて
他の部分の歯を移植するという方法です。
例えば虫歯がひどくて補綴(被せたり覆ったり)ができない、折れてしまっているなどの理由で
どうしても抜かなければいけない歯の部分に親知らずを移植するということが多いです。
メリットとしては抜いた後に何かしらで補う必要があるわけですが、その時にブリッジのように
周りの歯を削ってしまう必要がないこと、親知らずというどちらにせよ後に抜かなければいけない歯を
有効活用できることがあげられます。
デメリットは成功率が100%ではないこと、適応でない場合があることです。
例えばせっかく移植してもくっついてくれないこともあります。
その場合はもう一度抜歯して他の手段を考えなければいけません。
結果的に治療回数も延びてしまうことになります。
また、親知らずの形や大きさも重要で、大きすぎたり根っこが何本もあって開いたりしていると
適応になりません。
何年かした後に根っこが溶けてきてしまうこともあります。
ただし、成功してしっかり歯磨きをすれば、自分の歯として末永く使うこともできます。
上記のことを了承できる方には一つの有力なオプションになる治療法ですが、
そうでない方にはブリッジなど他の確実性の高い治療法をおすすめします。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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