女医さんの親知らずを抜歯！

今日は、懐かしい患者様が、来院・・・！
5年前に出産のため、退職した女医のH先生が・・・親知らずの抜歯で・・・
いくら歯医者でも、自分じゃー・・・抜けません

子供を2人出産後・・・どう言う訳だか歯の矯正を始めたらしく・・・
矯正の邪魔になる親知らずを、抜いて欲しいという事でした。

下顎完全水平埋伏智歯！・・・レントゲンを撮ると・・・なんと神経がピッタリ張り付いています
どこの歯科医院ででもは・・・抜けません！時間も掛ります！！
それが分かってるから、僕を頼ってくれたんだと思いますが・・・

そこで、彼女は歯医者ではありますが・・・一応・・・カウンセリングと検査を！

レントゲンで診て、神経に近い親知らずでも、CT撮影をすると離れてる事があるので・・・
念のためＣＴを撮ると・・・なんと、横に倒れた歯に、神経がピッタリ貼りついてて・・・

こういう場合、抜いた親知らずと同側の唇と顎に、感覚麻痺が起こる事があります。
・・・もちろん、小さな確率ではありますが・・・
その麻痺は１～2年で、小さくなって治っていきますが・・・
なかには、唇の一部に感覚麻痺が残る場合があるんです。

彼女は、歯医者ですから・・・そんな事は、百も承知の上での来院で・・・

始める前に、「どうする？抜くか？」と尋ねたら、きっぱり「お願いします。」と・・・
相変わらず、度胸がいい！！男前の女医です

そうと決まれば、患者様への負担をできるだけ減らすように、ベストを尽くすだけ
最も短時間で、最も小さな傷で、最も正確に・・・
それが、僕を信じて来てくれた患者様への医師の責務！

彼女の抜歯は、２０分程で終了！
短時間で終了しましたが、少し骨を取ったので「きっと腫れるぞ！」と言って帰しましたが・・・
翌日、痛みは無いようですが・・・案の定、腫れてました！
可哀想に・・・美人が台無しです。

でも、「先生に抜いてもらって良かった。」と言ってくれたので・・・救われました！
感覚麻痺も無く、ホッとしました

　　　　　　　　　　　　　＜博多駅から徒歩３分の深江歯科より＞

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