父を偲ぶ。
4月18日、父が逝った。
享年87歳。
13年前、肺気腫を発症したが、落ち込む事も、めげる事もない父だった。
まさに豪放磊落、弱音を聞いた事がない。
大きな声で、何処へ行っても甘木弁!、東京でも海外でも甘木弁で通した。
2年前までは、酸素ボンベを抱えながら仲間とゴルフを楽しみ・・・
昨年11月まで会社に出勤していた。
かなり気が短い父であったが、
何故か子供を怒鳴ったり、手を上げることは1度もなく・・・
会社が生きがいで、働き者の父だった。
父の会社の原点は、雪印アイスクリームの運搬で・・・
昭和40年、飴玉1個が1円で売ってる時代、1個10円のアイスを運んでいた。
トラックにアイスクリームとドライアイスを山ほど積み、実家の庭で営業を始めた。
2台停まれば、猫の子一匹通れない状態だったが・・・
少しずつ大きくして、冷凍食品運搬と冷凍倉庫の会社を作りあげた。
そんな父の口癖は、「お金を貯めて、どげんするかい! 使わにゃ、なーんもならん!」
その言葉の通り、若い頃から友人達と世界中を旅行し、毎週ゴルフを楽しんで・・・
人生は、楽しむためにある!を地で行く人だった。
楽しむために、一生懸命に仕事をして・・・また楽しむ!
形式に囚われるのが嫌いなせいか、自由なブラジルが大好きで・・・
ブラジルへは20回近く行っていた。
賑やかなのが大好きで、まさに人生、サンバのリズムで駆け抜けていった。
「触らぬ神に祟りなし!」と言いながら、仏壇や神社へのお参りはしない父だったが・・・
今、息子の私は仏壇に手を合わせ、父を懐かしんでばかりいる。
「女々しいぞー!正彦!」と怒鳴られそうだが・・・
やはり寂しい。
父親というより、人生の師を失って、道しるべが無くなった気分が続いている。
最後の3ヶ月で、人生の幕の引き方を教えて去って行ったが・・・
「まだあの世への道しるべは、聞いてないぞ、オヤジ!戻ってこい!」と、ダダをこねたい気分だ。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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