アジアのインプラント事情!
昭和の時代から、インプラントをやり続けていますが・・・
始まったばかりの頃は、勉強する場がなく・・大学でもインプラントはやっておらず・・
嘘のような話ですが・・インプラント分野は、開業医が大学より10年先を行ってました。
当時は、日本でインプラントを教えられるような先生が、殆ど見当たらず・・
僕が知ってる限り、小宮山弥太郎先生がスウェーデンで勉強して戻ってきていて・・
日本では、この先生だけが唯一無二のような存在でした。
教えられる先生が居ないまま、数種類のインプラントが全国で販売され始め・・・
全国の先生達は、販売業者のマニュアルだけをもとに手術するようになり・・・
怖い話ですが、すべてが手探り状態でした
学会で世界中の先生に会いますが、今はインドが丁度同じような状況だそうです。
人口が日本の10倍なのに、歯科医は日本とほぼ同数で・・大忙しと思いきや・・・
保険制度が無いため、歯科治療は高額所得者だけが受診するそうです。
歯科治療全体が高額で・・インプラント治療も始まったばかりらしく・・・
昔の日本のように、業者のマニュアルを頼りにオペをやってる先生が多いそうです。
一方、一足先に途上国から抜け出した中国は・・?!
先週、中国で大きな歯科医院を経営してる先生が福岡に数人で遊びにきました。
日本で最新の機械や技術を、仕入れるのが目的ですが・・・
(中国では検閲が厳しく、新しい器械の導入が日本より約2年遅れます。)
中国人は、とにかく新しい物が大好きで、目新しい器械を欲しがります。
今の中国歯科界は、日本とインドの丁度中間的な現状で・・・
これから政府による保険制度が、導入されるのではないか?!と心配していました。
今、彼らは最新の病院で、中国の富裕層だけを相手に診療していますが・・・
(高いので一般庶民は、行きません。)
「政府の保険が導入されれば、全員を受け入れることに・・」と悩んでました。
一般的に中国では、50年も前の錆びた器械を使ってる不衛生な医院がいっぱいあり・・
もし国民皆保険となれば、このような医院と同額で診療する事になります。
そんな事を、彼らが受け入れるはずがありません
もしそうなれば、中国人らしく裏の抜け道を作るでしょう
毛沢東時代から中国人が良く使う言葉で・・「上に政策あれば、下に対策あり」です。
そう考えると、日本の保険制度は凄い!・・きちんと定着しています
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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