電子タバコでも発癌性は同じです!
最近1ヶ月で、2人も白板症と思われる患者様が来院しました。
通常、年に1回ぐらいしか診る事がないのに・・・!
白板症というのは、前癌病変といわれる組織変化が口の中に現れた状態で・・・
まだ癌ではありませんが、癌に変化しやすい組織形態が発生してる状況を言います。
口腔粘膜が肥厚して、白く変色しますが・・・
他に何の症状もないので、自分で気が付く人は殆どいません。
白板症の大きな原因は・・慢性的な刺激!特にタバコ!!
来院した白板症の患者様は2人とも男性で・・1人は1日1箱タバコを吸い・・・
もう1人も1箱喫煙者でしたが、最近になって加熱式電子タバコに変えたそうです。
2人には、すぐにタバコを止めるよう警告しましたが・・・
電子タバコを吸ってる患者様は「タバコじゃないから!」と高を括ってました。
実は電子タバコが無害というのは、喫煙者の幻想でしかありません。
電子タバコにはプロピレングリコールという溶液を使うんですが・・・
この物質は、加熱するとプロピレンオキサイドという発癌性物質に変化します。
また加熱した時に出る煙(エアロゾル)は、ニッケル、クロムなどの重金属を含み・・
PM2.5やPM1も、紙巻タバコの数十倍も多い!
本当に、紙巻タバコより害が少ないのか疑問です?!
ある先生によると、電子タバコのシェアの78%が日本人だそうで・・・
日本は、電子タバコの実験場になってるという事でした。
紙巻だろうが電子タバコだろうが、発癌性があることには変わりありません。
白板症から口腔癌のリスクがある以上、タバコはきっぱり止める事をお勧めします。
口腔癌は、全ての癌の中で患者様を一番精神的に苦しめる癌です。
顔面や舌の切除により、オペ後にQOL(生活の質)が著しく低下します。
タバコはあらゆる癌や歯周病の原因!・・歯科医としては辞めて欲しいのですが・・・
吸うのは愛煙家の権利で、害は自己責任なので・・強く注意はできません
しかし紙巻の副流煙と電子タバコのエアロゾルは、吸ってる人以上に周りの人の健康を害します。
どうか愛煙家のマナーとして、子供達や妊婦さんの近くでは吸わないで下さい。
副流煙やエアロゾルは、吸ってる本人の煙より遥かに危険です
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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