40年後の歯科治療って?・・見てみたいなー!
歯を削りたくない!抜きたくない!神経を残したい!と・・年々、要求は拡大・・
確かに、医療技術の進歩と共に、残せる歯は増えてきました。
30年前だったら、これは抜歯だったな!と思う事がよくあります。
もちろん、医療技術の進歩があってこそですが・・
新しい機械や薬品を使うことで、治療方法も一通りではなくなりました。
当院のスタッフMちゃんが、その昔受けた治療が、いい例で・・・
田舎育ちで天然キャラのMちゃんですが、高校時代に原付で、なんと田んぼに突っ込んだ。
「気が付いたら、歯がヘルメットに刺さってました」というユニークな娘で・・
この時、施された治療は、ブリッジ・・ごく当たり前の選択肢だと思います
一本の抜けた歯のために、両隣の歯を削って被せるという、昔ながらの治療法です。
今なら、抜けた歯の再植かインプラントが第一選択肢になるかと・・
その事故から10年経って歯科衛生士になったMちゃん・・色々考えて、出した結論が・・
「先生、私にインプラントをして下さい」と・・ここまでは、いいのですが・・
「先生がよぼよぼになる前に」と余計な一言を
そして昨日、今度は患者様が同じような事を言ってやってきました。
この方、僕が25年前に17本のインプラントを入れたのですが・・
残った自分の前歯が、一本グラグラになったのでと、来院されました。
「先生に、60歳の時インプラントをしてもらって、もう80歳を過ぎちゃいました
残り少ない人生だけど、快適に過したいから・・
先生が元気なうちに、インプラントをして!」とのこと!!
連休明けから、治療を開始することにしました。
Mちゃんの方は、まだ20代ですから、これから60年使うことになり・・
しっかり治療しておかないと、僕がいなくなっても・・墓の前で文句を言いそうなので
彼女も、最初からにインプラントをしてれば・・とも思いますが・・
当時は高校生で、まだまだ彼女は成長期なので・・インプラントは不可です
天然歯とインプラントでは、成長期においては動きが異なるため・・
成長が止まった20歳以降でないと、インプラントはできません
40年前、歯科医になりたての頃には、入れ歯かブリッジしか選択肢がありませんでしたが・・
今では、歯牙再植とインプラントが治療に加わって・・・
さらに40年後は、きっと夢のような治療法が・・頑張って見届けた~い・・
100歳越えですね
100歳越えをするために、4月2日と5月2日は休養させて頂きます。
5月6日からは通常通り診療致します。