タバコがもたらす、口の前癌病変!(院長)
イギリスが、EUからの離脱を決めましたが・・・
43年間も続けてきた体制を変えるのは・・・容易な事じゃないと思います。
早速、離脱決定を後悔するような報道がされてますが・・・
人間も同じで、長く同じ環境に居ると・・・そこから離れるには結構なエネルギーが!
最近は、家庭から離れられない若者が増えてますが・・・
誰でも、家庭内で何の不自由も感じなければ、あえて離れようとは思いません
何かしら不自由を感じたり、自分にとってリスクがあるから離れたくなる
人間の習慣も同じで・・・例えばタバコ!
もしタバコが、健康に何の害もなく周りの人達からも歓迎される習慣なら・・・
誰も、止めようとは思いません
運動する時にしんどい思いをしたり、癌になる確率が高くなったり・・・
何より、周囲に嫌な思いをさせると理解できるから・・止めるわけです。
喫煙には、口腔内でも大きなリスクが・・・先週、バイオフィルムの話を書きましたが・・・
タバコがバイオフィルム形成を強化することが、分かってきました。
タバコを吸う人は、バイオフィルムが出来やすく、しかも強固に付着させます
ですから喫煙者には歯周病 の人が多く、口臭も強くなります。
また喫煙者の口腔内には、白板症という前癌病変が現れることが・・・
今まで、なぜ喫煙者に白板症が多いのか?分かってませんでした。
ところが、喫煙によってバイオフィルムが強化され、しかも歯面だけじゃないく・・・
舌や歯茎、口蓋、頬粘膜、気管支、食道などでも・・・
粘膜に、しっかり付着してしまいます。
バイオフィルムは細菌叢ですから、強固に多量の細菌が付着する事で・・・
粘膜に恒久的刺激が加えられ・・それが白板症に!・・癌の一歩手前の病気です。
それでも禁煙せず、口腔内を不潔にしておくと癌に移行していきます。
不潔な環境の基で、持続的な刺激を受けると、組織は悪性化!
悪くなって後悔しても、後の祭り
口は健康の入り口です・・大切に扱いましょう
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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