インプラントの劇的進化!
先週末はインプラントの学術講演会で東京へ・・・
最近では、すっかり世代交代して、学術大会へ行っても知人に会わなくなりました。
90%以上が20代~40代までの先生方で・・・寂しい限りです!
インプラントも考え方がずいぶん進化して・・・
昔は禁忌とされた考え方が推奨されたり、難しかった事が簡単に出来るように成ったり・・・
最も変わり始めてる事は、何といっても術前のシュミレーションが画像で出来る事で・・・
最適のインプラントの長さや直径、埋入方向などがデジタルシュミレーションできること!
オペ前に、オペ全体の概略がつかめるのは、術者にとっては本当に心強く・・・
オペの進行を予測できるだけじゃなく、術中に起こりうるトラブルの想定も容易になります。
それどころか、3Dプリンターで顎骨模型を作り、その模型で事前練習もできる時代になりました。
近い将来、大学でのインプラント教育実習として使われるのでは・・・?!
ロボットの患者様に埋め込んだ顎模型でのオペ事前練習・・考えただけでワクワクします。
しかし講師陣の見解としては、「デジタル診断は70点のオペを90点にはできるけれど・・・
十分なオペの経験がない20点の術者のオペを、70点にはできない!」という事で・・・
オペを成功させるには、まず知識と経験を磨けという事でした。
今度の講演会で最も興味深かったのは、南カリフォルニア大学の教授の発表で・・・
インプラント界の常識を壊すような・・驚きの講演でした。
従来、インプラントは長い方が安定して予後が良いと言われてきましたが・・・
講演では、噛んだ時に力が集中する場所は、骨の中5㎜の深さまで・・なので・・
5mm以上であれば、長くても短くてもインプラントの予後は変わらないという臨床実験でした。
(ただし、特殊な形状と表面構造を持つインプラントでの結果です。)
という事は、今までの常識が違ってたという事で・・・ガーンですね!
日本人は骨が細く小さいので、苦労して骨を作りながらオペをしてきました。
世界中の歯科医が、骨造成で苦心してきたのに・・・
この考え方を基にした、短い6mmのインプラントが、今年から日本でも発売されます
本当にオペが楽になります
ただ日本人の場合、5mm以下の骨の人も多いので、まだまだ骨を作る技術は必要不可欠です
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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