(山下ブログ)痛いと思っているのと上下逆の歯が痛んでいることも・・・
わかりにくいタイトルですが、実はよくあることなのでご紹介しておきます。
下の歯が痛くてたまらない!!と来院された方のレントゲンを撮ってみると、
上の親知らずが虫歯で神経まで達している・・・
逆に下の歯に異常はなさそう・・・
というようなことがあります。
これは虫歯が神経に達した時の歯髄炎の痛み(かなり強い痛み)がでた時に、
脳が誤認してしまうことによって起こります。(関連痛といいます)
上の歯と下の歯の神経は大本が三叉神経というもので、そこから枝分かれしたものなのですが、
大本が同じなので誤認してしまうことがあるのです。
ここで判断を間違って下の歯が痛いといっているのだからと下の歯の神経をとったりしても
原因が違っているのでもちろんよくなることはありません。
こういった場合脳は誤認していますが、痛んでいる原因に対して対処することになります。
もちろん、そう見えても実は何らかの原因で下の方の歯が痛いこともあるので、しっかりとした診断が必要になります。
上の例でいえば、まずは下は触らずに上の親知らずに麻酔をしてみます。
それで痛みが止まれば、痛みは上の歯が原因だったと確信をもって治療できるわけです。
そしてその親知らずの抜歯をすれば、原因がなくなるので痛みは止まります。
受診された際にはレントゲンをはじめ診査をしてご説明しますが、
このようなこともあるということを知っておかれると、理解しやすいかもしれません。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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