口から考える認知症!
誰でも、年齢と共に衰えを感じ始めますが・・・
皆さんは、年を取ることで一番の恐怖は・・何ですか
僕は、何といっても・・脳の衰え!・・歩けなくなるより、認知機能の衰えが恐怖!!
体の衰えも嫌やですが、自分の事や周囲の事が、分からなくなるのは・・怖い!
先月、世界アルツハイマーデー(9/21)に合わせて、仙台で「口から考える認知症」という講演が・・
歯を無くしたままの人は、認知症になりやすい事が・・はっきりと解ってきました
65歳以上の約5.000人を追跡調査した結果・・・
歯がほとんど無いグループは、20本以上あるグループに比べ・・
認知症になる確立が1.85倍高いという結果が・・・!
また口腔衛生状態が悪い人も、認知症リスクが高いことが科学的に分かってきました。
人間の認知を司るのは、脳の海馬や偏桃体という場所ですが・・・
物を噛むという動作だけで、そこに刺激を与え認知機能の低下を防いでいます。
噛む回数が減ると、それだけで脳への刺激が減り、認知機能が低下し始めます。
歯が無くても、入れ歯やインプラントで噛める人には、認知機能低下はないそうです。
つまり、噛んで顎を動かすことが、認知症を防いでるようです。
歯周病で歯が動揺したり抜けたりすると、無意識に軟らかい食べ物を選んで・・・
噛まなくてもいいような、麺や菓子パンばかり食べるようになり・・
栄養不足から、ますます認知機能が低下してしまいます。
現在、歯を失う最大の原因は、歯周病ですが・・・
歯周病というのは慢性炎症ですから・・そこには必ずサイトカインや活性酸素が出現し・・・
血液を介して脳にダメージを与えることが、分かってきました。
つまり長年、歯周病を放置した挙句、歯を失い治療せずそのままにしてる人!
こういう人は、炎症による脳へのダメージと、噛まない事によるダメージの両方により・・
認知症になる確率がグッと上がってしまいます。
先日、90歳になる母に、しっかり合う入れ歯を作ったんですが・・・
元気になって、言う事が昔に戻り・・説教をされるようになりました
しっかり噛めることが、脳にも体にもとても大切です。
美味しく食べて、健康長寿をめざしましょう
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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