(山下ブログ)移り変わり
医療では、新しい技術や研究によって正しいとされていることがコロコロ変わることがあります。
例えば以前は20分以上運動しないと脂肪は燃えないといわれていましたが、
最近では短い運動でも効果があるとわかってきています。
歯科でいうと、以前は虫歯の治療では予防拡大と言って健康な部分まで大きく削るのがメジャーでしたが、
今ではMIといってできるだけ健康な部分を削らない治療が増えてきています。
そんな中最近「サホライド」という薬剤が再注目されているようです。
サホライドとは、主に小児歯科で初期の虫歯に塗る薬剤です。
成分はフッ化ジアミン銀といって塗ることで虫歯の進行を抑制できます。
近年では少し使われなくなってきていた薬剤なのですが、なぜかというと初期の白い虫歯でも
塗ることで黒く染めてしまう性質があり、審美的に問題になるからです。
「サホライドなんて過去のもの」という認識も多かったと思います。
しかし、小児歯科でも目立たない奥歯の間であったり、
どうしてもお口のケアができにくい高齢の認知症の方の見えにくい歯の根元だったり
見た目が大きな問題にならず、虫歯の抑制が難しい時に使用する頻度が増えているようです。
深江歯科では小児歯科も訪問歯科も行ってないため使用していませんが・・・
処置も簡単で効果も大きいため今後さらに頻度が増えていくかもしれません。
このように認識はどんどん変わっていくので、これからも研鑽を怠らず新しい知識をいれていきたいと思います。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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