最新の歯科材料ジルコニア!
昨日の診察室での、僕と患者様との会話です
「次回、この奥歯を被せますが、以前に入れたのと同じ銀歯でいいですか?」
「先生、年取ると醜悪になるから白くしなさい!と女房に言われたんで白くして下さい」
これを聞いて、日本人も変わったなーと思いました。
「ブランド品を身に着けながら、銀歯の日本人!」が外国人歯科医が持つ日本人像でした。
高いバックを買う前に、銀歯を白くしたらと言いたいのでしょう。
確かに、日本人は銀歯に無頓着すぎかもしれません。
でも最近では、奥歯も白くしたいという男性が増えています。
女性は、もともと白くする人が多いのですが・・・
最近になって、歯科材料としてジルコニアを使う技術が確立したため・・
簡単に、丈夫で長持ちする白い歯を作れるようになり・・・
我々歯科医も、自信を持って治療する事が出来るようになりました
従来は、セラミックやレジン樹脂を使ってたんですが、それぞれに大きな欠点がありました。
レジンは安価で使いやすいのですが、質や色が悪く変色しやすい欠点があり・・
何より科学的刺激が強いので、詰め物に使うと、数年後に神経がダメになることあります。
歯のためには、できれば使いたくない材料です。
セラミックは色が綺麗で変色もなく、硬いので前歯にはいい材料ですが・・・
半面、脆くて容易に欠けやすいため、大きな力が継続的に加わる奥歯には不向きでした。
ただ、セラミック以外に奥歯を白くする方法がありませんでしたから・・
仕方なく、丈夫にするために厚く作ってました・・必然的に歯を削る量は多くなります
そこで開発されたのがジルコニアです。
今まで硬くて加工が難しく、複雑な形を作るのは不可能でしたが・・・
技術の進歩で、加工が出来るようになりました
もともとジルコニアは生体親和性がよく・・・
チタンに次ぐ次世代材料として、インプラントや人工関節への期待がある材料です。
インプラント分野では、すでに次世代インプラントとして商品化されつつあります。
歯の材料としては、体に優しい上に、歯のエナメル質と同等の硬さがあるため大変適していて・・
金属のように、腐食して金属イオンが体に蓄積し、アレルギーを起こしやすくなったり・・
レジン樹脂のような、科学物質による環境ホルモンの問題がありません。
今、最も治療の材料として、安心して使用できる素材は・・セラミックとジルコニアです
歯に詰め物をする場合は、セラミックの強さで十分ですが・・・
被せる時は、ジルコニアが最良です。
生体親和性はチタンやセラミック以上で、強度は金属並み!・・しかも歯と同じ色ですから!
コストダウンできれば、これ以上の材料はありません
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
一般歯科、口腔外科、
インプラント、歯周病、顎関節症、難抜歯(親知らず)、審美、義歯など相談してください。
インプラントや義歯のトラブルもお気軽にどうぞ!