(山下ブログ)歯と歯の間の虫歯
虫歯というと歯の噛む面の真ん中に穴が開いているイメージではないでしょうか?
そういう虫歯も多くありますが、大人の場合それよりも多いのは歯と歯の間の虫歯です。
歯というのは外層のエナメル質と内層の象牙質からなっていますが、
エナメル質は硬く、象牙質はそれよりも柔らかいのでエナメル質から進んだ虫歯が
象牙質に達すると急激に虫歯が進むことがあります。
そうすると、入り口は小さいのに中で虫歯が爆発しているような状況になります。
特に歯と歯の間の虫歯の場合、外から見た状態ではあまりわからないのに
中で大きく広がっていることも多く、中がスカスカになって外側のエナメル質が崩れて
「歯がかけた」といって初めて自覚するといったことがよくあります。
下の写真は本人には全く自覚症状はありませんでしたが、
全体のレントゲンを撮った際に見つかったため治療した虫歯です。
治療前の写真です。
一見しただけでは虫歯があることは分からないと思います。
(この歯の場合僕たちはわかります)
少し外側のエナメル質を削った写真です。
中に虫歯があるのがわかると思います。
この後柔らかくなった虫歯を削っていくと、歯の半分くらいがなくなってしまいました。
このように自覚症状もなく、見える穴が開いていなくても大きな虫歯になっていることは多いです。
なので虫歯が大きくなる前に見つけるには定期的に歯科医院でチェックしてもらったり、
レントゲンをとったりすることが必要です。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
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